昨今注目されているデット・エクイティ・スワップ(DES)についてご紹介します。
これは、債務(借金)の返済義務をなくし、資本金とする(債権者を株主とする)処理のことでございます。
海外子会社の場合、資本金とは別に運転資金として親会社からの借入金(ローン)が多額にある企業様も少なくないと思います。
その返済目途が立たない等の理由で、DESを選択される方がいらっしゃいます。
やはり借入金を返済せずそのままにしておくと、会社の財務体質が良くないことはもちろん、利子が溜まっていきますし、フィリピンでは利子に対しても源泉税がかかるため
(※日比租税条約も適用できます)
子会社としては、DESにすることでリスク削減になります。
逆に親会社(債権者)は、資本金とすることで、これまで「返済義務(利子の支払い義務)」だったものが、配当として利益を得るまで待つことになりますので、リスクは高まることになります。
今後、フィリピンでのDESについての手続きや注意点についてご紹介してまいります。
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