フィリピンの労働雇用省であるDOLE (Dpartment of Labor and Employment) は2023年11月10日に
Labor Advisory No.25, Series of 2023に基づいて13カ月給与の支払い時期について企業へ向けてリマインドを発表しました。
暦年中に少なくとも 1 か月間働いた民間企業の一般従業員には、その地位や雇用状況、賃金の支払い方法に関係なく、
13カ月給与は支払われるものとされています。
また、出来高払い、固定賃金、または保証賃金と歩合給で支払われる一般従業員にもこの13カ月給与はを受け取る権利があります。
更に、複数の雇用主を持つ者、役職に就いている者、 雇用を解雇された者、 または産休中で給与の差額を受け取った者も対象となります。
13 か月給与の最低支払額は、暦年内に従業員が獲得した基本給の総額の 12 分の 1 (1/12) を下回ってはならず、次のように計算されます。
基本給の合計 ÷ 12 か月 = 13 か月目の給与
DOLEは支払いの免除または延期の要求を認めないことも明確にしました。
コンプライアンスを監視するためにも雇用主は2024年1月15日までにDOLE事業所報告システムを通じて報告書を提出することが求められています。
報告書には、事業所の名前、住所、主な製品または事業、総雇用数、福利厚生を受ける労働者の総数、従業員ごとに付与される金額、および付与される福利厚生の総額などが含まれています。
<参照文献>
https://www.dole.gov.ph/news/workers-should-get-13th-month-pay-on-time-dole/