新年に入り、新規赴任者の方に関するお問い合わせが増えております。
その中でよくいただくご質問の一つに「駐在員の給与額をどのように決めたらよいか」というものがあります。
多くの企業様が、駐在員の方の手取り給与額が日本からベトナムに来た際に減らないようにするにはどうしたら良いかと検討されております。
ベトナム現地の個人所得税や社会保険料を考慮すると、日本在籍時と同じ額面給与だと手取りが少なくなってしまうのが一般的です。
しかし、それを考慮して額面を決めるとなると、手取りから額面を算出するいわゆるグロスアップと呼ばれる複雑な計算が必要になります。
そこで一般的な対応策として給与額を額面ではなく手取り額で決めてしまうという方法があります。
手取り額を決めることでベトナム現地にいても決まった額を支給することが可能になります。
ベトナムでは四半期ごとに個人所得税の申告が必要ですので、その際にグロスアップ計算を行い税金を申告することになります。
この方法ですと個人所得税も会社負担となりますので、会社の合計負担額は大きくなりますが、駐在員の手取り額を保証することが可能となります。
先だって駐在員一人にかかる合計コストを算出したいというようなご要望があれば、駐在員の赴任前、あるいは赴任時にグロスアップ計算を行い
コストを算出することも可能ですので、そのようなご要望があればお問い合わせください。