まず、現在、ハノイの計画投資省などを中心ベトナムの複数の省庁は、新型コロナウイルスの影響が緩和したときに、ベトナムの経済成長を後押しするために、中小企業を手助けする手立てを申し立てしてます。
これは、企業としては助かりますね。
さて、国はどんなことを考えているのでしょうか?
国の狙いとしては、ベトナム経済の生産や発展の促進、雇用の創出、成長の加速、インフレの抑制に貢献する貿易の発展、食料安全保障の確保、なにより、それらによる税収の増加などがあります。
では、たとえば、どんなことを検討しているのでしょう?
例えば、
- 個人所得税の控除額の調整
- 環境保護税の免除または削減
- 国産車の登録料および国内自動車産業の特別消費税の50%の削減
- VATの半減
- VATの払い戻し(航空や観光などの新型コロナウイルスの影響特に受けている分野)農地税免除
等の提案があります。
財務省は、
- 水資源や建設プロジェクトのための手数料の削減
- 道路通行料削減
- 港湾料金削減
- 航空サービス料金削減
- 道路維持費の削減
を検討しています。
この税金および手数料の免除または減額の推定金額の価値はVNĐ46兆(19.8億米ドル)にも及ぶようです。
かなり、国としてはインパクトがありそうです。
しかし、長い目で見れば、国を支える企業達を助けるのも必要ですね。
そして産業貿易省は、豚肉の輸入税の減税を提案しているようですね。
現在、土地使用料の5か月の延長が認められるようです。
また、納税延期は最大1年まで延長される可能性も出ています。
(政令No 41/2020 /NĐ-CP)
新型コロナウイルスの影響に苦しんでいる企業が多いですが、優遇金利のローンパッケージも引き上げられるようです。
また新規および既存のローンの金利は2%引き下げられる予定だそうです。
主な対象:今期第2四半期に収益が50%以上減少した、かつ100人以上の労働者がいる企業
また政府の決定(オフィシャルレターなど)によって状況が変わってきますので、随時弊社の方でも情報更新していきます。
とくかく、税金の面で国が助けてくれるなら、あやかりたいですね。
税金の面は、現状の政府の対策にあやかって、この苦境を乗り越えたいところですが、こんな時こそ、自社のキャッシュフローを見直してみるのもいいかもしれません。
その他ベトナムに関する情報へのご質問等がございましたらお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。