2月初旬の徴兵制施行のニュース以降、数多くのミャンマー人が国外に逃れようと画策するような状況ですが、国外に出て生活するためには、少なくとも外貨がなければなりません。
ミャンマーは国外における自国通貨、ミャンマーの使用を禁止している国であり、国民が外国へ出る際には外貨を保持していることが条件となると推論されます。
この点、ミャンマー政府は国外に出る自国民に対して、ライセンス保有銀行(AD Bank)における外貨の購入を認めており、正式な通達としてこの条件が謳われています。
購入できる外貨は右の7種類です:USD、EUR、SGD、THB、MYR、CHY、JPY
クレジットカードまたはデビットカードでの支払いが可能な個人もありますが、現金での支払いが必要な個人もあり、その外貨獲得のために国家の通貨MMKが不法に売り買いされることがないよう、ヤンゴン国際空港またはライセンス銀行AD BankのExchange Counterで、外貨の購入が可能とすると通知されています。
外国に出る国民としては、国外で就労する者、国外で治療を受ける者、国外で就学する者、国外で巡礼を行う者、外国政府機関との会合に招待された者などにつき、USD300~USD500相当の外貨の購入を許可するということになっています。
為替レートや為替の詳細については各銀行のホームぺージやフェイスブックの情報を参照するようにとされています。