ミャンマーと海外との取引において、直接またはコルレス銀行(仲介銀行)として、大きな役割を演じてきたシンガポールメガバンクの一つ、UOBが、来月2023年9月よりミャンマーに関する取引を全面的に停止すると発表しました。
国内・自社保有口座間の送金を含む外貨送金に関し、ミャンマー側の仲介銀行として多くの取引にかかわってきたUOBがその取引を停止するとしたことで、ミャンマーに関する非常に多くの取引が不可能ないし大幅に遅延するようになる可能性が出てきました。
東南アジアにおける金融センターとして、ミャンマーへの開国直接投資にも大きくかかわってきたシンガポールが、欧米各国、特に米国の制裁が加えた制裁から、業務提供まで停止するに至ったことは、今後も後に続く金融機関が出てくるのではと思われるほど、象徴的なニュースとなっています。
送金の再、具体的にどのような対策が必要となるか、今後銀行と連絡を密にする必要があると考えられます。