ミャンマーの外国直接投資動向(2025年度4~12月)について
  
Topic : Economic
Country : Myanmar

ミャンマー投資企業管理局(DICA)が発表した外国直接投資(FDI)統計によると、2025年度(2025年4月~2026年3月)4~12月の外国直接投資認可額(ティラワ経済特区〔SEZ〕を除く)は、前年同期比47.8%減の3億3,386万7,000ドルとなりました。

投資認可額の推移を月別で見ると、2025年9月から11月までは前年同月比で増加していました。しかし、12月の投資認可額が前年同月比84.6%減の6,228万3,000ドルまで急減したことなどを受け、2025年度第3四半期(4~12月)までの累計では、前年同期比でほぼ半減する結果となっています。

2025年12月に投資認可を受けた国・地域は3カ国・地域でした。内訳は、中国が3,338万3,000ドル(新規5件)シンガポールが2,390万ドル(新規3件)、韓国が500万ドル(追加投資のみ)となっています。

また、12月の投資認可額を業種別に見ると、製造業が3,638万8,000ドル(新規7件)と最大となりました。これに続き、電力が2,539万5,000ドル(追加投資のみ)、その他サービスが50万ドル(新規1件)となっています。

さらに、2025年度第3四半期までの外国直接投資の業種別構成比を見ると、製造業が57.1%と過半を占めている点が特徴的です。次いで、運輸・通信が24.4%、電力が10.6%、オイル・ガスが6.3%となっており、サービス(0.9%)、畜産・水産(0.7%)は限定的な水準にとどまっています。

全体として、製造業を中心とした投資構造は維持されている一方、直近では月次ベースでの落ち込みが顕著です。今後のミャンマーへの外国直接投資については、短期的な変動と中長期的な投資動向の両面から、引き続き注視する必要があると言えそうです。

Creater : 晃 渡辺