フィナンシャル・アクション・タスク・フォース(FATF)という国際組織がミャンマー時間10月22日、ミャンマーをイラン、北朝鮮と並ぶマネーロンダリングのハイリスク国家としてブラックリストに掲載することを通知しました。
これにより、同国との取引については、あらゆる送金に逐一デューデリジェンスの手続きが求められるなど、これまでにまして厳しい制裁が課されることになります。
現地でビジネスを営む企業にとっては、双方向の送金に手続きとチェックが増加するため、資金繰りのタイミングに注意が必要です。
なお、北朝鮮・イランはそれぞれ2020年にブラックリストに載せられたもので、FATFはミャンマーに対しても、ハイリスクと言われることになるコンプライアンスへの未対応状況を回復し、マネーロンダリングの温床となるリスクを早急に軽減するよう求めています。