2022年1月からUSD1.00 = MMK1,778、4月1日からはUSD1.00 = MMK1,850と、為替レートをコントロールしてきたミャンマー中央銀行ですが、本日8月5日、新たにUSD1.00 = MMK2,100とレートが更新されました。
すでに、市中のレート(具体的には、MMKでUSDを購入するためのレート)はUSD1.00 = MMK2,700とも報じられており、いわゆる市場レートと公定レートの乖離が進んでいました。
今回のレートの更新により、公的な機関で用いられるUSD<>MMKのレートが少しだけ市場レートに近づいた格好ですが、国内の混乱によるインフラの未整備から、経済は停滞し、一層外貨を稼ぎにくい状況が続いているため、MMKの価値の下落が止まるとは予想されておらず、さらなる切り下げ(=USD1.00=MMK2,500になるなど)も恐れられています。